2010年9月7日火曜日

双眼鏡を片手に秋を楽しむ

秋来(き)ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる 
 (藤原 敏行/古今和歌集、秋歌上、169)

秋の気配感じる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
これから夜空は澄んできます。
じっくり腰を据えての星見にも良い季節になりますね。

私が星を観るときは"10x50 メアレン"を使っています。
IF式のピント合わせでは、暗闇でメモリが見えないのでセンターフォーカス式に限ります。
直径50mmの対物レンズが引き出す明るくクリアな像。
高いコストパフォーマンス。
 しかし、理由はそれだけではありません。

野外で首から双眼鏡をさげていると、予想外に双眼鏡をぶつけることがあります。
シュタイナー製の双眼鏡はソフトなシリコンラバーで包まれ衝撃に強い設計です。
少々ぶつけてもプリズムやレンズがずれたりしません。

ラバーのコーティングは、持つ手にフィットし滑りにくいだけでなく、傷に強い効果が特徴です。
一般的な高性能双眼鏡のように取り扱いに細心の注意を払うことなく、観察に没頭できるのです。
これは業務用として採用される理由のひとつかもしれませんね。

オプションの"Tripod Mount(#772)"と組み合わせると三脚に固定できますので、お子様と
被写体を共有するときに便利です。



秋の夜空に映る星座
とてもきれいなイラストで紹介しているWebサイトがあります。
また、星座にまつわるギリシア神話が紹介されておりとても楽しめました。
勝手にリンクさせていただきました。是非お勧めします。

秋の星座
http://yumis.net/space/star/fall1.htm

ペガスス座(ギリシア神話)
http://yumis.net/space/star/greece/peg-g.htm


本格的な天体観測とまでは行かなくとも、もう少し星を観たい。
望遠鏡が高価で天体観測は敷居が高い。
そのような方も多いと思います。

。。実際その通りなのですが、膨大な量の天体写真をつなぎ合わせたバーチャル望遠鏡が
マイクロソフトより無料で公開されています。
まだご覧になってない方は、是非お試しください。

Microsoft WorldWide Telescope
ハッブル宇宙望遠鏡やチャンドラX線観測衛星、スローン・デジタル・スカイ・サーベイ(SDSS)、
2ミクロンスカイ・サーベイ(2MASS)などを通じて集められた高解像度の写真をベースにして
いるため、個人で所有できる望遠鏡を超えた映像でお楽しみいただけます。
非公式ながら日本語化されたプログラムもあるようです。

公式ホームページ(英語)
http://www.worldwidetelescope.org/Home.aspx

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